2012年12月18日、ベトナムのホーチミン市のSTO Phuong Dong Hospitalにて右脚大腿部にできた異所性骨化(heterotopic ossification)の切除手術を受けました。
STO Phuong Dong Hospital |
先生は、骨延長(limb lengthening)や矯正(correction)を専門にされている方です。
ベトナムでは、骨延長は "KEO DAI CHI" と記すそうです。
硬膜外麻酔(epidural anesthesia)での手術となり、手術中は意識がありました。余分な骨を削っているとき、「カン、カン」と音が響いていたのが印象に残っています。
Pamphlet of Ba Linh Huynh .MD |
手術を受けた理由は,術前の膝関節可動域(range of knee motion)が110度程で屈曲制限があり、異所性骨化を切除をしなければ可動域の回復がこれ以上期待できそうになく、また正座ができないと考えていたからです。もちろん、切除後、再発の可能性もあると思いましたが、発症から半年以上の期間が経過し、またビスフォスフォネート(bisphosphonate)剤のエチドロネート(etidoronate)と経口非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)のインドメタシン(indomethacin)を3か月服用していましたので、早期の切除を希望していました。
手術後3日間は硬膜外麻酔が背中についたままでしたので、軽いめまいがある程度で特にひどい痛みも感じませんでした。看護師の皆さんとヘルパーさんに看ていただいて病室で快適に過ごしました。
手術後のお薬について、感染症(infection)予防のための抗生物質(anti-biotic)と痛み止め(painkiller)を処方していただきました。
手術後3日で退院(discharge)をしました。念のためすぐには帰国しませんでした。病院に隣接するホテルに数日ほど滞在しましたが、コンビニのサークルKがすぐ隣にありましたので、とても便利でした。また、医療器具を取り扱う商店が近隣に何軒かありました。手術の事前にアルミ製の伸縮ステッキ(walking stick)を購入しました。歩行器(walker)、松葉杖(crutch)なども並んでいました。
Walking Stick |
Huynh Ba Linh先生には 術後も何度も診察していただきまして、また今後の関節可動域回復のためのリハビリの指導をしていただきました。親切にしていただきまして誠にありがとうございました。
異所性骨化切除後.1 X-ray after resection of Heterotopic Ossification.1 |
異所性骨化切除後.2 X-ray after resection of Heterotopic Ossification.2 |
異所性骨化切除前.1 Preoperative Heterotopic Ossification.1 |
異所性骨化切除前.2 Preoperative Heterotopic Ossification.2 |
異所性骨化切除前.3 Preoperative Heterotopic Ossification.3 |
切除された異所性骨化Resected Heterotopic Ossification |
硬膜外麻酔の容器 Container of epidural anesthesia |
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